#63 上司のお悩みランキング:1位は「部下の育成」
上司にとって、仕事の悩みは永遠の課題ともいえるでしょう。
今回は、そんなお悩みをDXでどう解決できるかをご説明します。
株式会社ラーニングエージェンシーの調査により「管理職の悩み」についてのランキングが発表されています。
・管理職の悩みダントツ1位は「部下の育成」/”部下の成長を感じていない”管理職が5年前の3倍に|新着情報|人材育成・社員研修(株式会社ラーニングエージェンシー)
この中でダントツ1位は「部下の育成(50.5%)」。2位以下は「チーム・部門の運営(24.9%)」「時間の不足(21.7%)」「部門の成果達成(21.4%)」「部下とのコミュニケーション(19.6%)」と、僅差でのお悩みがランクインしています。
今回は1位となった「部下の育成(50.5%)」に注目してみましょう。
1位:部下の育成(50.5%) ← 今回はここ
2位:チーム・部門の運営(24.9%)
3位:時間の不足(21.7%)
4位:部門の成果達成(21.4%)
5位:部下とのコミュニケーション(19.6%)
部下の育成については、過去の記事でも取り上げていますので、順番にご紹介していきます。
【 目次 】
- 上司が育成に悩む部下の特長とは?
- やる気が感じられない部下への処方箋
- 報連相(ほうれんそう)できない部下への処方箋
- 自分で考えない、自主性がない部下への処方箋
- 部下のキャパシティの低さに悩む上司
- キャパシティが足りない部下の特長①:スピードが遅い
- キャパシティが足りない部下の特長②:頼まれたら断れない
- キャパシティが足りない部下の特長③:タスクの優先順位をつけるのが下手
- 部下を着実に成長させる上司の行動とは?
- 部下を成長させる上司の行動①:コミュニケーション
- 部下を成長させる上司の行動②:業務プロセスのドキュメント化
- まとめ
上司が育成に悩む部下の特長とは?
前述の調査では“部下の成長を感じていない”管理職が5年前の3倍になっている、と報告されています。
「働き方改革」やテレワークの影響も少なからずありそうです。
上司が育成に悩む部下の特長として、ネットを検索してみれば主に以下のようなことが見えてきます。
・やる気が感じられない
・報連相できない
・自分で考えない、自主性がない
これらの部下育成に関する上司の悩みどころについて、それぞれの解決策となる記事をご紹介します。
やる気が感じられない部下への処方箋
やる気のない部下にやる気を出させるのは至難の業。とはいえ多くの上司が、「やる気のない部下の育成」に時間を割くあまり、本来効率の良いはずの「やる気のある部下の育成」にかける時間が奪われてしまっています。
この記事では、やる気のない部下と、どう向き合い、チームとしての成果を上げるかを解説しています。
>> #52 使えない部下への処方箋~1/3:やる気のない部下編~
報連相(ほうれんそう)できない部下への処方箋
仕事の基本ともいえる「報連相」。部下が報連相しないのには、いくつか原因があります。ここではそれぞれの原因に対する対処法と、そもそも報連相しなくても仕事を回せる根本的な解決法をお伝えしています。
>> #53 使えない部下への処方箋~2/3:報連相できない部下編~
自分で考えない、自主性がない部下への処方箋
自ら考え、行動できる部下になってほしいというのは全ての上司の理想ではないでしょうか。ここでは自分で考えられる部下を育成する方法と、自分で考えられない部下でも、自分の給与分を稼げるようにマネジメントする方法をお伝えしています。
>> #54 使えない部下への処方箋~3/3:自分で考えない、自主性がない部下編~
部下のキャパシティの低さに悩む上司
部下の育成に悩む上司として、もう一歩具体的に踏み込んでみます。
実際の現場では、部下に仕事を依頼したいがキャパシティが不足しているというケースもよくあるパターンです。いくらやる気があって自分で考えられても、キャパシティが足りなければ上司の負担は軽減しません。
キャパシティが足りない原因としては、主に以下3点が考えられます。
・スピードが遅い
・頼まれたら断れない
・タスクの優先順位をつけるのが下手
こちらでは上記3点それぞれのタイプ別に、キャパシティをアップさせる方法をご紹介します。
キャパシティが足りない部下の特長①:スピードが遅い
そもそも仕事のスピードが遅ければ、多くの仕事を回せるはずがありません。ここでは部下の仕事が上司より遅い根本的な理由を見つめ直し、部下のスピードアップに貢献する方法をお伝えしています。
>> #34 悩める上司へ~キャパシティが狭い部下への3つの処方箋~1/3
キャパシティが足りない部下の特長②「頼まれたら断れない」
キャパシティを上げるには、極力無駄を排除してやるべきことに注力する必要があります。しかしキャパシティの低い部下の特長として、頼まれたら断れない交渉下手で、知らぬ間に余計な仕事まで引き受けていることもあります。そんな部下の状況を解決します。
>> #35 悩める上司へ~キャパシティが狭い部下への3つの処方箋~2/3
キャパシティが足りない部下の特長③:タスクの優先順位をつけるのが下手
キャパシティを上げるには、仕事の効率化が大切。しかし、仕事を回す順番次第では、同じ業務量を回すにも効率が大きく変わってしまいます。キャパシティが低い部下の多くはタスクの優先順位をつけるのが下手。タスクの優先順位づけは、日々の教育とコミュニケーションで解決できます。
>> #36 悩める上司へ~キャパシティが狭い部下への3つの処方箋~3/3
部下を着実に成長させる上司の行動とは?
部下を今すぐ急激に成長させる魔法はありません。
部下の育成には、上記でご紹介してきた内容と合わせて、上司が日々適切なサポートを積み重ねてゆくことが大切です。
そこで大切なのが以下2点
・コミュニケーション
・業務プロセスのドキュメント化
これらの具体的な方法について、記事をご紹介します。
部下を成長させる上司の行動①:コミュニケーション
部下を育てる最も大切な要素の一つが部下とのコミュニケーションです。ここでは部下を育成するための効果的なコミュニケーションの取り方を解説しています。
>> #39 なぜ部下が育たないのか~①部下を育てつつ自分をアップデートする上司の4つの行動
部下を成長させる上司の行動②:業務プロセスのドキュメント化
部下のキャパシティが低い原因として、効率の良い仕事の回し方の基本を知らないというケースもあります。業務プロセスをドキュメント化すれば、今の部下だけでなく今後入社する部下全員に適用できるので、あなたの「上司力」も向上します。
>> #40 なぜ部下が育たないのか~②業務プロセスのドキュメント化が部下だけでなく自分をアップデートする理由
まとめ
いかがでしたでしょうか。
悩みを抱える上司がDXをうまく活用し、部下の育成にあたっての課題を解決するヒントが得られれば幸いです。
次回は第2位、「チーム・部門の運営」について取り上げてみたいと思います。
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【出典・参考文献】
・株式会社ラーニングエージェンシー
【管理職1,070人の意識調査】管理職の悩みダントツ1位は「部下の育成」/”部下の成長を感じていない”管理職が5年前の3倍に|新着情報|人材育成・社員研修