#65 上司のお悩みランキング:3位は「時間の不足」
今回のブログでは前回に引き続き、上司のお悩みとして、よく取り上げられるテーマに対しての、DX活用での効果的な解決策をご紹介します。
株式会社ラーニングエージェンシーの調査により「管理職の悩み」についてのランキングが発表されています。
・管理職の悩みダントツ1位は「部下の育成」/”部下の成長を感じていない”管理職が5年前の3倍に|新着情報|人材育成・社員研修(株式会社ラーニングエージェンシー)
この中でダントツ1位は「部下の育成(50.5%)」2位以下は「チーム・部門の運営(24.9%)」「時間の不足(21.7%)」「部門の成果達成(21.4%)」「部下とのコミュニケーション(19.6%)」と、僅差でのお悩みがランクインしています。
前回は2位「チーム・部門の運営(24.9%)」について解説しましたので、今回は3位にある「時間の不足(21.7%)」を取り上げます。
1位:部下の育成(50.5%)
2位:チーム・部門の運営(24.9%)
3位:時間の不足(21.7%) ← 今回はここ
4位:部門の成果達成(21.4%)
5位:部下とのコミュニケーション(19.6%)
【 目次 】
忙しい上司は「燃え尽き」にご注意を!!
チームを管理する立場の上司としては、いつでも忙しいのが現実でしょう。「部下の育成」「チーム・部門の運営」「部門の成果達成」「部下とのコミュニケーション」などが上司のお悩みランキングに入っていますが、これだけでも十分に忙しいはずです。
そのうえにプレイングマネージャーとして動いているケースも多く、自身のプロジェクトも抱えているのですから、時間が足りないのは当然です。
本来であれば自身のスキルアップの時間も確保したいところですが、チーム運営やプロジェクトなど、日々の仕事を回すことだけで手いっぱいなのが現実。
これでは、いつまで経っても自分の成長には繋がらないどころか、数年も続けていれば「燃え尽き症候群」のようになってもおかしくないでしょう。
是非とも早めの対処が必要です。
時間不足の解決策はこの2つ
このお悩みを解決する方法は2つあります。
① 部下の育成により自分の時間を確保する
② 自身の時間の使い方を見直す
①についてはランキング1位の「部下の育成」の記事でとり上げています。上司の時間を作るには部下の育成が欠かせませんので、是非ご覧ください。
今回は「②自身の時間の使い方を見直す」に着目します。
ここで役に立つのがDXです。
工数管理DX「Playth(プレイス)」のワークログアプリなら、自分の業務履歴が可視化されるので、分析・改善が可能になります。
DXで働き方を可視化して分析
一般的な工数管理システムは、主にプロジェクトの損益を分析するため、どちらかというと「プロジェクト」視点での情報に特化しています。しかし、 Playth ワークログの場合は「人」という面からも分析できるのが特徴です。
さっそく自分のワークログから働き方を分析してみましょう。
ワークログを残しておけば、自分が何の業務に何時間使っているかが可視化されるので、効率的に分析することが可能です。
立場が上司ともなれば、業務は多岐に渡ります。
その中の項目を細分化して、分析してみましょう。
例えば・・・
時間をとられているのは社内業務なのか、クライアント業務なのかという、ざっくりとしたところから見てみます。
そして「社内業務」に多くの時間をとられているのであれば、具体的にどんな業務なのか
「クライアント業務」であれば、どのクライアントに時間を使っているのか
といった方法で、自分の業務1つ1つを掘り下げていきます。
時間の使い方を再構築する
何か特定のクライアント業務に時間を使っていることがわかれば、さらに詳細を分析して、企画提案に時間をかけているのか、打合せや連絡なのかなど、確認します。
Playth のワークログでは、日報登録時に「クライアント→業務区分→業務詳細」と絞り込んで選択するので、例えば 「A社案件のプロジェクトマネジメントの中で、特に外部パートナーとのやりとりに時間を使っている。」など詳細な分析ができます。
またプロジェクトをまたいで、どの業務区分でもっとも時間を使っているのかなども、知ることができます。
自分のワークログを詳細まで分析することができれば、時間を取られている業務について、例えば以下のような解決方法を考えることができます。
・業務プロセスを改善する
・部下に引き継ぐ
・アウトソーシングする
逆に「この時間は減らせない」という項目も明確に見えてくるでしょう。
時間をかける必要がある業務も、その必要性を明確に認識をすることで、時間をかけることに対するストレスが軽減されます。
定期的な”時間の断捨離”で、脱・『忙しい上司』
今何に時間を使うべきかは、ご自身の上司としての成長度合いやチームの成長度合い、社内の状況などによって変わってきます。
4半期に一度くらいは、自分の時間の使い方を見直して、自分で続けるべき業務と社内メンバー、外部パートナーに渡す業務の切り分けを再検討することで、”時間の断捨離”を実施しましょう。
そのためにもDXによって「はたらく」をデータ化することが大切です。
DX によって可視化されたエビデンスをもとにこの断捨離を継続すれば、自分もチームも徐々にアップデートすることができ、個人としてもチームとしても高い成果をあげつつ、時間のゆとりを保てるようになるでしょう。
次回は第4位、「部門の成果達成」について取り上げます。
スパイスワークスで設計・開発・運用を行っている工数管理アプリ「Playth」。そのままご利用いただくことも、カスタマイズやオーダーメイドも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
【出典・参考文献】
・株式会社ラーニングエージェンシー
【管理職1,070人の意識調査】管理職の悩みダントツ1位は「部下の育成」/”部下の成長を感じていない”管理職が5年前の3倍に|新着情報|人材育成・社員研修