其の五十八:新之助、会議の空気に敗北… 本来果たすべき役目とは?
【マンガで学ぶWEBディレクション講座】
クライアントからの突然の要望に、つい「多分できます」と答えてしまった、新米ディレクターの新之助。おかげで新たな開発が追加されることになり、制作チームは混乱に陥りつつあった。立て直しのための社内会議が開かれるも、新之助は弱腰で物事が決まらず、業を煮やしたスイスイディレクター・ミネアサヒがサポートに入り、会議を仕切ったのだった…
プロジェクトの急な変更に伴って、タスクの洗い出しとスケジュール調整をする目的で社内会議が行われたものの、重たい空気に飲まれてしまった新之助さんは、決めるべきタスクの割り振りができなかったようです。
一般的に、日本では何かと「空気を読む」ことが重視されがちですが、会議の場でその傾向が生じていたら要注意。「これをやらなきゃいけない…」「でも誰が?」「いつまでに?」と、みんなが不安に思いながら誰もそれに言及せず、大事なことがうやむやなまま終わってしまうことになりかねません。
しかしそんな場面でも、みんなが言い出しにくいところに切り込み、物事を一つひとつ決めていくのがディレクターの役割です。
空気を読んだ振る舞いを重視する人にとっては、負担の大きい作業でしょう。ですが、空気が重くても雰囲気が悪くても、ディレクターは状況に流されずディレクターとしての役割を果たすことに徹しなくてはなりません。弱さを乗り越えて、空気に飲まれず切り込んでいけるようになりましょう。
新之助さん、今回は殿がサポートに入ってくれましたけれど、毎回甘えていてはダメですよ〜。さて、プロジェクトの方はこの後まさに佳境に入っていく様子。がんばってくださいね!
(^^♪ 次回:プロジェクト炎上に飲み込まれた新之助が鎮火に奔走! その結果は…?