其の六十:今回は本当にヤバい…? 自分の限界を理解するべし
【マンガで学ぶWEBディレクション講座】
新之助の不用意な発言に端を発し、大炎上に陥ったプロジェクト。新之助はディレクターとしてマネジメント業務に集中し、立て直しを図ったものの、力及ばず炎上を抑えるには至らなかった。最終的にミネアサヒがサポートに入り、事態を収拾したのだった。そして今、燃え尽きたまま呆然とする新之助の姿があった…。
今回の新之助さんは、自分ではどうにもならない状況に陥ってしまい、結果的に殿の手を借りることになりました。もう少し早く殿に相談していれば立て直し策もあったかもしれませんが、そのタイミングが掴めなかったようですね。
では、この経験を次回へ活かすにはどうすればいいのでしょうか?
ポイントは、自分自身の状況を振り返って「ここまで来たらマズい」という兆候を見つけ、言語化しておくことです。
例えば、
・クライアントへの返信が1日以内にできなくなった
・メンバーへのレスが間に合わず、質問が溜まっていった
・資料・提出物を確認できないまま1日以上放置していた
など、具体的な作業状況における兆候。
また、
・胸がモヤモヤしていた
・寝つき・寝起きが悪かった
・食事の回数が減った
など、自分の心身に起きていた兆候などです。
単に「大変だった」「すごく忙しかった」だけではぼんやりした記憶にとどまりますが、具体的に言語化することで、良くない状態の線引きを自分自身で認識することができます。プロジェクトのマネジメントと同時に、自分自身もマネジメントできるようになれば、ディレクター/プロジェクトマネージャーとして一歩成長と言えますね。
自分の失敗を冷静に振り返るのはなかなか難しいことなので、今回は殿に手伝ってもらいましょう。ゆくゆくは、自分自身で毎回の振り返りができるようになるといいですね!
(^^♪ 次回:ミネアサヒはなぜ事態を収拾できたのか、その秘密は…?!