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其の五十:新任ディレクターがお客様の信頼を勝ち取るには

【マンガで学ぶWEBディレクション講座】

戦国WEBディレクション講座

大手草履問屋 伊勢屋からの依頼によりWebサイトリニューアルのコンペに参加した、スイスイディレクターのミネアサヒと、その部下で七転八倒ディレクターの新之助。通常とは目的の違う見積もり依頼に戸惑った新之助だったが、ミネアサヒの助言で無事に切り抜けることができた。しかし、一難去ってまた一難。リニューアルプロジェクト開始にあたり、現行サイトを担当する制作会社から引き継ぎを受けてきた新之助が、何やら思い悩んでいる様子…。

登場人物紹介

~ ディレクターの顧客対応遍 ~初回の接見に丸腰で挑むとは愚かなり!

ディレクターつや姫のワンポイントアドバイス

今日も殿を怒らせてしまいましたね。。。

確かに、デキる前任者から引き継ぐ仕事には、プレッシャーを感じますよね。自分はクライアントに信頼してもらえるだろうか、と不安に思うかもしれません。

信頼してもらうために一番シンプルな方法は、新之助さんがおっしゃるように具体的な成果を上げることです。リニューアルして売上が伸びた、KPIを達成した、といったものですね。ただ、それには時間がかかりますし、数字に表れない成果もあるでしょう。

しかし、Webディレクターには今日からすぐ始められることがあります。それは、クライアントの担当者の仕事をなるべく楽にしてあげることです。

一般的に、企業のWeb担当者は多くのプロジェクトを抱えています。つまり、あなたへの発注はたくさんある業務のうちの一つに過ぎない場合が多いのです。あなたの担当したプロジェクトが少しでも楽になれば、リニューアルが終わる前から前任者との違いを感じてもらえるでしょう。

例えば、制作がスケジュール通りに進んでいるのか、課題は残っていないのか、都度ディレクターに問い合わせなくてはわからない状況では、担当者は安心できませんし、いざ対応が必要になった時には経緯を把握する時間と労力がかかってしまいます。しかし、ディレクターがこまめに報告を入れることで、担当者は安心して自分の業務に集中することができます。

【参考例】其の二十四:なぜ9割のディレクターは顧客を不安にさせるのか?

また、お客様に写真・テキスト等の素材をご用意いただく場合は、必要なものを一覧できる素材管理表を用意することで、担当者の作業効率化に役立つでしょう。制作側にとってもスケジュール管理の面で重要なドキュメントになります。

【参考例】其の二十三:管理ドキュメントは交渉カード

さらに、担当者が社内向け・上司向けに説明する際に使える資料を作成したり、口頭で相談したことをすぐに書類にして共有する、といったことも担当者の仕事をスムーズにするはずです。担当者が自分の業務を効率化できれば、社内での評価も高まるかもしれません。

こうしたことの積み重ねが、徐々にお客様から信頼を得ることにつながります。「この人なら任せておける」と思ってもらえるよう、ここまで学んできた顧客対応を活かしていきましょうね!

教訓:丸腰で臨むは負けフラグ!

(^^♪ 次回:なに!?仕様がなかなか決まらない?・・・そんなときはこれで解決ぞ!

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