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其の四十九:【究極奥義】見積依頼の目的は2通りあることを意識せよ

【マンガで学ぶWEBディレクション講座】

戦国WEBディレクション講座

大手草履問屋 伊勢屋からの依頼によりWeb制作コンペに参加した、スイスイディレクターのミネアサヒと、その部下で七転八倒ディレクターの新之助。実際に店を訪れ店内の雰囲気や店員との会話を経験して、顧客視点を活かした企画をまとめることができ、無事受注を内定した。しかし、このタイミングで依頼された正式見積が、何やらいつもと違うようで…。

登場人物紹介

~ ディレクターの企画・提案遍 ~

ディレクターつや姫のワンポイントアドバイス

今日も殿を怒らせてしまいましたね。。。

今日も殿を怒らせてしまいましたね。。。

見積と言うと一般的には発注する案件にかかる金額を知るためのもの。社内で決まっている予算内で発注できるか確認したり、適正価格で発注するために複数社の見積を比較することが目的です。この場合、制作側は受注を獲得するためにできるだけ安い金額を提出しますよね。

しかし、そうでない場合があるのです。それは、社内予算の獲得を目的とした見積です。

特に大手企業では、事業部や部門単位で年度ごと、あるいは半期・四半期ごとの予算を獲得する際に、外注先・納入事業者等の見積書が必要になることがあります。ここである程度バッファを持って獲得しておきたいと考える担当者もいらっしゃるでしょう。提出した見積がその期待より安くては意味がないのです。

そういうわけで、見積は毎回必ずしも安くするために努力するばかりではなく、まずはクライアントの目的を知っておくことが大切です。

ただ、クライアント側からそれが明言されることはまずないので、状況から察して確認してみる必要があります。例えば、見積内容の納品予定が3ヶ月後なら通常の見積である可能性が高いでしょう。しかし、クライアント企業の決算期をまたいで半年先の予定だったら、予算確保が目的かもしれません。また、冒頭の新之助さんのように、担当者の方との会話の中にヒントが見つかることもあります。

いずれにしても、十分な企業理解や担当者の方と信頼関係の上に成り立つ駆け引きですので、新米ディレクターにとっては難しいお話でしたね。この場は殿にお任せしたほうがよさそうです!

教訓:丸腰で臨むは負けフラグ!

(^^♪ 次回:前任に負けない信頼を勝ち取る方法はずばりこれぞ (//∇//) >>

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