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研究室ホームページにWordPressは必要?メリットとデメリットを徹底解説 (web#012)

研究室HPのWordPressメリット・デメリット
今回の記事では研究室のホームページ制作をサポートするラボゼミCMSを運営するスパイスワークスが、WordPressの特徴や他のCMSとの違いを解説します。

研究室サイトに最適なCMSとは何か」を考えるきっかけとなれば幸いです。

【 目次 】

 

 

WordPressとは?

WordPressは世界中で幅広く利用されているオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)です。実際、世界中のWebサイトの約43%でWordPressが使われていると言われます。

日本でも研究室や学会の公式サイトなどで多く採用されており、記事やページの更新も直感的な操作で行えます。

実際に研究室ホームページ制作に特化したラボゼミCMSでもWordPressを利用して、サイト公開後の更新を研究室内で簡単に実施できるようにサポートしています。

今回の記事は、このようなお悩みを持つ方に最適な内容です。

研究室のホームページにCMSを導入したいけど、何を選べばいいの?

なぜ WordPressを使っている研究室のホームページが多いの?

ここからはまずWordPressの基本的な特徴を整理し、続いて研究室サイトでの重要性を考えます。

◆WordPressの基本的な特徴

WordPressは、個人ブログ向けに開発が始まった歴史がありますが、現在では企業サイトや学術サイトにも対応できる柔軟なCMSに成長しています。

オープンソースでありソフト自体は無料で利用できるため、導入コストが低いのが大きな特徴です。

世界中のエンジニアやデザイナーが開発した無料のテーマやプラグインが数万種類も公開されており、サイトの機能拡張やデザイン変更が容易です。

管理画面は日本語表示もサポートされ、初めて使う人でも直感的に操作できます。

実際にラボゼミCMSをご利用いただいている研究室でも、学生さんがWordPressを利用して、ゼミで読んだ論文を持ち回りで記事にされているところもあります。

◆初心者でも扱える理由

WordPressが初心者にも扱いやすい理由としては、管理画面の分かりやすさが挙げられます。

公開後は画面上で文章や画像を編集するだけで更新でき、テキストエディタ感覚の「ビジュアルエディタ」も利用できます。

さらに、検索エンジン向けの最適化(SEO)を補助するプラグインも充実しており、SEO対策に強い構造になっている点も魅力です。

情報量が多いため、トラブルシューティングや操作方法の解説記事、解説書籍なども入手しやすく、万が一問題が起きてもネットで解決策が見つけやすいです。

◆研究室におけるWordPressの重要性とは

研究室でWordPressが重要視される理由は、学術機関特有のニーズに対応できる柔軟性にあります。

実際、ハーバード大学のロースクールスタンフォード大学のメインサイトMITの図書館サイトなど、世界トップクラスの大学でもWordPressが積極的に活用されています。

研究室にとってWordPressの重要性は、研究成果の発信力向上にあります。

WordPressのようにWEBサイトの情報を簡単に更新できるツールを利用することで、論文発表、学会情報、研究プロジェクトの進捗報告など、研究活動に関する情報を効果的に発信し、研究室の知名度向上新たな共同研究機会の創出優秀な学生との出会いにつながる可能性があります。

◆運用方針の明確化

このように、研究室のホームページにおいて重要なツールとなるWordPressですが、導入にあたっては事前の運用方針の策定をお勧めします。

例えば「誰が記事を書くか」「更新頻度はどうするか」「セキュリティ対策はどうするか」といった役割分担やルールを前もって決めておくことで、導入後のトラブルを防げます。

そもそも当初から記事を更新する予定がなければ、WordPressのようなCMSでホームページを作成する必要はないかもしれません。そうした場合はHTMLでの静的ページ作成でも十分です。

また、ホームページを公開する以上、常にセキュリティの脅威にさらされることになるので、セキュリティに関する方針はあらかじめ考えておく必要があります。

もちろん、セキュリティについて「完璧」ということはありえません。それでもどこまでリスクを避け、どこまでのリスクを受け入れるのかという「指針」を明確にしておくことが大切です。

もし運用・保守に不安があれば、サーバ管理やセキュリティ対策を代行してくれるサービスもありますので、検討してみてください。

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他の選択肢との比較(Wix, Movable Type, Drupal)

株式会社スパイスワークスでは、研究室以外にも日頃から様々な企業や組織のWEBサイトをCMSで構築していますので、WordPressだけでなく用途に応じてCMSを使い分けています。

「WordPressがベスト」というわけではなく、用途によって適した CMS がありますので、ここでは主要なものと比較してみたいと思います。

◆WixとWordPressの違い

WIXはレンタルサーバー不要のサイトビルダーで、初心者でも素早く直感的にサイトが作れます。

ただし初心者には扱いやすい反面、柔軟性は限定的です。

無料プランはWix広告が表示され、SEO機能もWordPressほど強力ではありません。

研究室では簡易的な情報発信サイトを短期間で作りたい場合に向きますが、自由なカスタマイズや拡張性を求めるならWordPressの方が適しています。

◆Movable TypeとWordPressの違い

Movable Type と WordPress のシステム上の最も大きな違いはデータの持ち方です。

WordPress は登録されたデータをページ内に読み込んでサイトを表示します(動的ページ生成)が、Movable Type は、あらかじめ保存されたページ(静的ページ)が表示されます。

その分 Movable Type では元データを改ざんされるなどのリスクが少なく、セキュリティ性が高いというメリットがあります。

ただし、Movable Type は月額費用が発生しますので、予算の確保が必要です。

有償のサポートプランが充実しているため、大規模・高負荷サイトや商用利用にはメリットがありますが、研究室のような中小規模サイトでは運用コストがデメリットとなります。

◆DrupalとWordPressの違い

Drupalは世界的に信頼されるオープンソースCMSで、高度な拡張性やセキュリティを備えています。

日本国内ではデジタル庁が利用しており、国内外の大規模な大学のサイトでも利用されているケースがあります。

複雑なデータ構造やユーザー権限設定が可能なため、大学のポータルサイトや企業向けサイトに適しています。しかし学習コストはWordPressよりもかなり高く、初心者には扱いにくいのが現状です。

機能追加には専門知識が必要で、一般的な研究室のホームページ単体として利用するには、コストがかかりすぎるでしょう

大学全体といった規模でDrupalを取り入れ、全研究室統一でDrupalを活用するといった大規模な活用方法が、今のところ現実的かと思われます。
 

 

研究室がWordPressを選ぶメリット

ここからはWordPressを選ぶメリットとデメリットについて解説します。

◆コストを抑えられる

WordPress本体は無償で利用でき、基本的な機能はプラグインも含めて無償で導入可能です。必要なのはサーバーとドメイン・SSL等の費用だけなので、初期費用を小さく始められます。

◆豊富なテーマ・プラグイン

5万点以上のプラグイン、数千種のデザインテーマが公開されています。
HTML/CSSの専門知識がなくても、ドラッグ&ドロップでページを組み立てられます。

◆初心者にも扱いやすい

管理画面が直感的で、記事やページの作成や編集がスムーズです。
操作マニュアルや解説記事も日本語で数多く公開されています。WordPressは国内外で非常にユーザーが多く、情報量が豊富なのも強みです。

◆SEOや拡張性に強い

SEO向けの機能(プラグインなど)が充実しており、Googleの検索エンジンにも好まれる設計が施されています。

研究室独自の機能(メンバー紹介、研究業績、論文など)もカスタム投稿タイプやプラグインで自由に実装可能です。

これらのメリットにより、多くの大学研究室でWordPressが採用されています。

このように便利なWordPressですが、デメリットも認識したうえで導入を検討する必要があります。
 

 

WordPress導入時のデメリット

◆保守・管理の手間

WordPressはオープンソースゆえに脆弱性が発見されやすく、定期的な更新(アップデート)を怠ると攻撃のリスクが高まります

研究室内で担当者が常時確保できない場合は、業者や専門サービスに委託するか、ラボゼミCMSのようなサポート付きサービスの利用も検討しましょう。

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◆サーバー・環境依存

WordPressは動的にページを生成するため、サイト表示速度がサーバースペックに左右されやすいです。

アクセスが集中したり、画像やファイルが多かったりすると読み込みが遅くなる可能性があります。

WordPress だからといって、特別にハイスペックなサーバーが要求されるわけではありませんが、古いサーバーなどはスペックが低い場合があるので、表示が遅くなることがあります。

適切なサーバーを選び、画像圧縮やキャッシュプラグインを活用するなど工夫によって回避することもできます。

◆初期設定の負担

サイトを運用しやすいように初期設定を行おうと思うと、知識が必要になります。

ラボゼミCMSのように、あらかじめ研究室内でサイトを更新しやすいように設定されているサービスであれば、専門知識なしにサイトを運用できます。

◆デザイン・機能面での依存

無料テーマをそのまま使うと他サイトとかぶりがちで、独自性に欠ける場合があります。高度なカスタマイズを行うにはHTML/CSSの知識や有償テーマが必要になることもあります。

研究室のデザイン性を重視するなら、既存のテーマでなくラボゼミCMSのようにオリジナルでデザインを作成できるサービスを推奨します。
 

 

まとめ

WordPressは無料で始められ、柔軟性が高いCMSです。

豊富なテーマ・プラグインと大規模な情報資産を活かし、研究室サイトも自在に構築できます。

一方、セキュリティ対策やメンテナンスの工数が必要な点は否めません。

今回ご紹介したメリットとデメリットを把握したうえで、あらかじめ運用方針を検討することをお勧めします。


WordPressのメリットまとめ:
初期費用が低く、機能追加・カスタマイズの自由度が高い。国内外でシェアが大きいため情報が豊富で、SEOにも強い構造です。

WordPressのデメリットまとめ:
セキュリティ対策のためにも定期的なアップデートが必要です。サーバースペックが不足すると表示速度に影響が出るため、運用前に環境を整える必要があります。


ただしデメリットについて補足すると、新バージョンのリリースに合わせてWordPress本体やプラグインをこまめに更新し、セキュリティプラグインやファイアウォールで対策すればリスクは最低限に抑えられます。

また、定期的にバックアップ(データの保存)もしておけば、万一のトラブルに備えることができます。

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WordPress導入前に検討すべきポイント:
研究室ホームページに最適な選択肢は、「目的」と「運用体制」によって変わります。

研究室にウェブ担当者(教職員や学生スタッフ)がいるか、運用・更新スケジュールを組めるかを確認しましょう。

体制が整っていれば、研究室内でWordPressでのサイトを立ち上げ、自前で運用すれば、初期・運用コストを抑えられます。

セキュリティや保守は外部に任せたい、デザインや機能にこだわりたいという場合は、予算や開発リソースを考慮し、ラボゼミCMSのような研究室専門のCMSサービスへの依頼も視野に入れてください。

どちらにせよ、導入前に比較検討し、運用方針を明確にしておくことが成功のカギです。

研究室ホームページ制作・CMS導入についてお悩みの際は、まずは無料相談で、あなたの研究室に最適なソリューションを一緒に検討しませんか?

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