其の三十八:請ける?請けない? 迷った時はこれをせよ
【マンガで学ぶWEBディレクション講座】
新人Webディレクターとして最初の一歩を踏み出した新之助は、スイスイディレクター ミネアサヒの指導のもと、大手呉服店美濃屋のWebサイトリニューアルを無事完了させた。成長した自分を試したくてウズウズする日々を過ごす新之助。いつものように飛脚が運んできた書状を整理していると、いつもとは違う差出人のものに気付いた。そこに書かれていたのは…
Web制作会社は、依頼を受けて制作することを生業としております。でも、依頼された案件を無条件に引き受けるわけではありません。
例えば、代理店経由や他の制作会社経由の仕事は請けない、あるいは、コンペの場合はクライアント直の案件に限り、代理店経由の参加には応じないなど、独自のルールを定めている会社もあります。まずは自社のルールに照らして、条件的に引き受けられる案件かどうかを確認しましょう。
過去に取引実績のあるクライアントであっても注意が必要です。以前のプロジェクトで休日・深夜対応などプロジェクトメンバーの負担が大きかった、予定外の要望が多くコストが予算を上回ったなど、あなたの知らない“過去実績”があるかもしれません。
さらに、現状の社内リソースやスケジュールの状況によっても対応できるかどうかが変わります。その依頼を請けると他のプロジェクトの進行に影響が及ぶ場合、残念ながらお断りするケースもあれば、他をやり繰りして対応できる可能性もあります。判断するには自社の業務全体を把握している人の視点が必要ですね。
このように、新しい仕事の打診があったらすぐに飛びつくのではなく、会社の受注判断ルールに合っているかどうかを検討しましょう。もしそのルールがないのなら、今からでも作成することをお勧めします。会社の方針として「やらないことを決める」というのも、大切なポイントです。
新之助さん、たまたま問い合わせに対応したからといって、勝手にお話を進めてはいけませんよ〜!
(^^♪ 次回:えっ?オリエンって内容を聞くだけでしょ?準備とか必用なの? >>