ミャンマーで面接をしてきました。
こんにちは。システムエンジニアの今井です。
前回は、システムチームの藤野が視察に行きましたが、今回は代表の関根と私が、ミャンマー人スタッフの採用面接を行うために、ミャンマーに行ってきました。
■:【ミャンマー人スタッフ採用までの流れ】
1.ミャンマーで求人広告を出して募集
↓
2.筆記試験
↓
3.面接
↓
4.内定
↓
5.契約
*ミャンマーでは、一年単位という契約が一般的です。
筆記試験の結果、新卒4名と経験者8名の面接を行い、新卒・第二新卒3名と経験者1名の計4名を採用することになりました。
ちなみに今回利用した求人媒体は以下となります。
・Internet Journal(雑誌)
・work.com
・DREAM JOB MYANMAR
・MYANMAR JOBS D
↓このような内容の広告をInternet Journalに載せました。
・筆記試験の時の様子
場所はスーレー シャングリ・ラ ヤンゴンというホテルの会議室を借りて行いました。
試験の内容は法則性・命令表・暗号などが中心。
参加予定18名、実際の参加者12名となりました。
最終的な採用状況をまとめると以下のようになります。
・応募者数
経験者 :11名
新卒・第二新卒:44名
・採用者数
経験者 :1名
新卒・第二新卒:3名
■:面接をして気づいた日本と異なる点
・新卒の人は学校を卒業してから就職活動を始める!
日本では、2015年卒の学生までは、学部3年の12月から就職活動を始めていましたよね。(2016年卒の学生は、学部3年の3月からに変更になりました。)
私が大学生の頃は、3年の12月から就職活動を開始しましたが、思うように決まらず長引いたので、結局4年の夏頃までかかりました。その間、学業との両立が大変でした。
学業を優先するという面では、「卒業してから就職活動を開始する」というミャンマーのやり方の方が好ましいのかもしれないですね。
・顔に塗っている白いものは?
ミャンマーではこういう白いものを顔に塗っている女性をよく見かけます。
「タナカー」というもので、肌の保護(紫外線からの?)に効果があるそうです。面接の時も、この「タナカー」を塗って来られた方がいたのでびっくりしました。
*注:右の写真は実際に面接に来られた方ではありません。
・ご両親と一緒に来られた方も!
面接にご両親と一緒に来られた方もいました。日本ではあまり見かけないので、ちょっと驚きました。また、両親だけでなく、恋人や友達と来る人もいるという話も聞きました。
■:感想
面接の前は、国籍が違うのでどんな人が来るのか未知の世界でしたが、実際行ってみると、採用する時に重視する部分などは、国籍はあまり関係ないということを感じました。ちなみにその重視した点とは・・・
・こちらがした質問に、要点をまとめて答えられるか。
・得意な部分だけでなく、不得意な部分も自覚していて、隠さず伝えてくれるか。
・積極的に業務に携わろうとする姿勢があるか。
・日本語の語学力やプログラミングもしくはデザインのスキル等、業務を行う上で有利な能力があるか。
■:今後は・・・
採用になった4名は、現地の日本語学校に通いながら、約4ヶ月間日本語を勉強します。また、その内プログラマーの1名は、PHPが学べる学校にも通い、コーダーの2名は、CSSやHTML5について学習できる学校にも通います。その後業務に就いてもらうことになります。
日本とミャンマーで距離が離れているため、面と向かって仕事上のやりとりができないことや、言語の違いによる意思疎通を図る上での難しさがありますが、なんとかいい関係を持ちながら一緒に仕事をしていけたらと思います。