NEWS ABOUT Solution WORKS TEAM BLOG お問い合わせ JP EN

其の四十一:なぜ「What」より「Why」を聞き出した方が提案のレベルが上がるのか?

【マンガで学ぶWEBディレクション講座】

戦国WEBディレクション講座

スイスイディレクター ミネアサヒの指導のもと、新たなプロジェクトに取り組む七転八倒ディレクター 新之助。大手草履(ぞうり)問屋伊勢屋のコンペを前に、オリエンで提案の方向性を決めることができた。企画を煮詰める中、ミネアサヒに見せて助言を得ようとするのだが…。

登場人物紹介

~ディレクターの企画提案遍~会話:何をしたいかではなくなぜしたかぞ!

ディレクターつや姫のワンポイントアドバイス

今日も殿を怒らせてしまいましたね。。。

Web制作の仕事とは、クライアントがやりたいこと=「何を」したいかを聞き取って実現するもの、と思っていませんか? 残念ながら、それでは本当の意味でクライアントの課題を解決することはできません。

本当に必要なのは「なぜ」したいのかを聞き出し、根本の課題解決を提案することです。

例えば、もし「ブログを書きたい」と要望されたら、ブログのデザインや機能を考え始めるより先に、なぜブログが欲しいのかを訊ねてみましょう。

「ブログを書きたい」→「なぜブログを書きたいのですか?」
「現状PVが少ないので、増やしたい」→「なぜPVを増やしたいのですか?」
「10000PVでCVが5なので、20000PVにしてCVを10獲得したい」→「なるほど、だとすると…

といったように、問いを深掘りしていくことで、クライアントが本当に困っている課題に近づくことができます。

課題がわかれば、解決手段の提案はWebのプロである私たちの仕事です。クライアントが思いついた方法以上に、成果につながる施策を提案できるかもしれません。

また作業段階においても、「CVアップを実現したいから、ここはもっと△△に」と、目的を持って設計やデザインの指示を出すことができます。もし「なぜ」を理解しないままに要望されたものをつくろうとすると、スタッフへ曖昧な指示しかできなくなり、成果物の説得力も弱くなってしまうでしょう。

「なぜ」を意識して対話する姿勢は、オリエンや提案の場面に限らず、クライアントと話す際には常に大切にしたいポイントです。本当に解決するべき課題が何なのか、もう一歩深く読み取れるディレクターを目指しましょう!

教訓:ハイもう一度「なぜですか?」

(^^♪ 次回:ディレクターが「〇〇」より「記憶」を優先すると失敗する! >>

Twitter もよろしくの