終業予定時刻をペアで共有したら早めに帰宅できるようになった話
「スパイシーな日々」Facebook連載にあたり、ネタ集めに必死なデザイナーの甲斐です。見てね!
今回はタイトルの通り、終業時刻をペアで共有して早く帰れるようになった話をしたいのですが、その前にペアとはなんだという方は以下をお読みいただけると幸いです。
私は現在、同じくデザイナーの木村とペアを組んでいます。なんと、お絵描き好き仲間です。(๑´ڡ`๑)
私たちは毎朝、「今日やるタスク」「終業予定時刻」を知らせあってから業務に入ります。
もし仕事が多くて時間がたりない場合、そこでタスクを分担しあってから業務スタート!となります。
共有を始めた理由 〜「言い出しにくさ」の解消〜
私自身、先輩と組んで仕事をしている中で、先輩に仕事分担を言い出しにくく、残業に持ち越してしまう…という経験が多々ありました。
長時間労働は次の日のモチベーションを落としたり、疲れが抜けにくくなったり、ディレクターへの確認の遅れが出たりと悪いことだらけなのはわかっていました。先輩も作業分担をすることを推奨していたのにも関わらず、少しぐらいなら…と残業に作業を持ち越してしまっていました。
結果帰宅が夜10時だの11時だのになり、毎日が家と会社の往復の生活に。最初のうちは仕事をしている!というモチベーションに燃えていましたが、そのうちに体力のほうが限界を迎えて疲弊してしまいました…。
また、作業の内容を伝えるより自分でやったほうが早いという思い込みもありました。
今は分担したほうが明らかに早いと思っていますが、当時は「自分がやらねば」という思いでいっぱいでした。しかし、それは案件の全貌を知っているのは自分だけ、というジョブローテーション制度が始まる前に陥りがちな考えだったかもしれません。
作業分担の「言い出しにくさ」をうんでいたのは以下の要因だと考えました。
- 「自分がやったほうが早い」という考え
- 先輩がどういった仕事をしているのかが見えない
- 言い出すタイミングが掴めない
「“自分がやったほうが早い”という考え」はすでにジョブローテーション制度により解消されてきましたが、あとの二点を解消できれば「言い出しにくさ」はだいぶ薄れると考え、現在の共有を始めることにつながりました。
案件共有の結果 〜帰宅時間の早まり〜
タスク共有を始めてから、思った通りオーバー気味の案件をスムーズに引き取ったり渡したりができるようになってきたのですが、もうひとついいことがありました。
帰宅時間の共有はそもそもタスク量をはかるため伝え合うようにしていたのですが、「自ら伝えた時間を超過する」ということは「案件にかける時間がわかっていない、仕事量の調整ができていない」ということに直結するため、自然と時間に対する緊張感を持って業務にあたることができるようになりました。
私はあれこれ言う側の立場なので、なおさらですね゚(゚´ω`゚)゚。
今後の共有について 〜秘技・案件まわし〜
案件を簡単に渡しあうということは、その案件を一度は経験していないとなかなかきついものです。
大きい案件はジョブローテーションで定期的に回しているものの、小さめの案件はローテーションが必須ではないため、知る人ぞ知るブラックボックス状態になりがちです。
塵も積もれば…といいますし、そういった小さいものこそ余裕のあるときに回していくことが鍵になるのかなと考えています。
「共有したいけど、これのやり方説明するの時間かかるし…ええいもう!私やる!!」という状態を防いで、みんなで支え合える環境を築いていきたいなと思います。