#28 海外拠点との距離をゼロにしたDXの有効性
スパイスワークスでは2015年、ミャンマーに子会社となるSpiceworks Myanmarを設立しました。2020年には、新型コロナウィルスの流行により、日本・ミャンマー両オフィスでテレワークを導入。コミュニケーションは全てオンラインとなりました。こうなると日本のスタッフも海外のスタッフも、距離は変わりません。
テレワークとなったことで、メンバーの業務状況が不透明になる企業も多い中、当社では以前から“働くの見える化”に注力してきたため、問題なく通常運転ができています。私たちが活用しているのは、自社で開発した日報登録アプリ「Playth(プレイス)」です。社員が日々のワークログを残すことで、どんな仕事にどれくらいの時間を掛けているのかが明確に分かるため、まるで隣の席で働いているかのように、お互いの状況を把握することができます。
ミャンマーでは英語版の「Playth」を使用。日本とミャンマー間で仕事のやりとりが頻繁に発生しますが、同じツールが新たな共通言語となり、言葉の壁を乗り越えてお互いの状況をスムーズに共有できるようになりました。
テレワークが定着している昨今、直接相手の顔が見えないと状況が分からないという職場環境は時代にそぐわないものとなりつつあります。DXツールの活用により、データ化が可能になっているからこそ、日本の端から端まで離れていても、たとえ地球の裏側で働いていても、距離が弊害になることはなくなりました。今後はクオリティの高いDXツールが普及することにより、地方や海外での人材採用も広がり、優秀な人材の確保もしやすくなるなど、可能性が広がるのではないでしょうか。