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#12 リモートワークのメリットを最大化するハイブリッド労務管理とは

リモートワークと家事の両立

リモートワークをするメンバーの割合が増えると、タイムレコーダーでの労務管理では事足りなくなります。

出勤というワークスタイルであれば会社に出社している時は常に業務に向き合っている前提ですので、タイムレコーダーのみでも労働時間を管理できるかもしれません。しかし、リモートワークになると業務に専念する時間は個々の裁量に任せる部分が多くなってきます。
業務中に保育園に子供を迎えに行く人もいれば、1時間の休憩以外にも、家事の時間を設ける人もいます。

リモートワークのメリットとして、各自のペースで集中しやすいワークスタイルを取り入れられるというところもあります。そのメリットを活かすには、「1時間の休憩以外は全員一律で業務に集中する」という前提での労務管理は現実的に難しいというところもあるのです。

リモートワークの良さを最大限に活かすためにも、働き方はある程度個々の裁量に任せた方がよいと思っています。さぼっていないか確認するために監視カメラを設置したり、各自のPCの画面を監視するのはナンセンスです。そもそもリモートワークをする以上は「自己管理できる人物である」という前提が必須です。誰かに見られていないと自己管理できない人については、パンデミックや災害など特別な状況がない限り、監視するよりも出社してもらう方が、労使ともに幸せです。

タイムレコーダーと日報のハイブリッド

上記のように働き方は個々の裁量に任せたうえで、企業の義務としては労務管理もしなければなりません。それらを両立させるにはどうすればよいか、色々と試行錯誤した結果、最終的に行き着いたのがタイムレコーダーと日報のハイブリッド労務管理です。スパイスワークスでは自社で開発した日報登録アプリのPlayth(プレイス)のワークログ機能と、同じく自社で開発したオンラインタイムレコーダーを併用することにしました。

業務開始時間と終了時間はタイムレコーダーで管理、実際に業務に関わった時間はPlaythで登録した日報の業務時間をもとに管理しています。
タイムカードで始業時間と終業時間を見ることによって、健康や業務効率に影響を及ぼすような時間の乱れがないかを確認します。そして日報登録時間を見ることによって実際の労働時間を確認しています。

日報登録時間は各プロジェクトの収益性と結びついていますので、タイムレコーダーの始業時間と終業時間の間でプロジェクトに使っていない時間は登録されません。これによってリモートワークでも現実に近い労働時間を取得することができ、本来の労務管理を実現できるのです。

スパイスワークスではこのようにタイムレコーダーと日報のハイブリッドで、個々の裁量に任せた働き方と企業としての労務管理を両立させています。