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#42 売上予測が立てづらい業種でいかに先の経営を見据えるか?

未来の売上予測グラフ

ソフトウェアの受託開発やウェブ制作など、顧客からいつ、どのような規模の受注があるか、見通しをつけるのが難しい業界では、3ヶ月先の売り上げも予測できないという状況は多いでしょう。

先の売上が見えないというのは「不安が大きい」という面もありますが、売上予測ができなければ予算計画も立てられず、いきあたりばったりに近いかたちの経営となり、リスクも大きいということになってしまいます。

もちろん個々人の状況を見れば、各プロジェクトの管理者は数ヶ月先に売上が立つ案件を複数進行しています。それらをヒアリングしていけば全体の見通しがわかるのですが、忙しいプロジェクトマネージャー1人ひとりに各プロジェクトの納期や売上予定を聞いて回り、まとめていく・・・となると、それだけで時間や手間がかかってしまいますし、聞く側も聞かれる側も毎回ストレスです。

こんなケースこそDX化を図るのが得策。DX化して情報が集まる仕組みを用意しておけば、あとはそこを見に行くだけですので手間がかかりません。

なかでも工数管理DXツールの多くは日報登録がメイン機能となっています。その日どのプロジェクトに何時間かけたかの日報をつけるためには、まず自分が担当するプロジェクトを登録しておく必要があります。またプロジェクトの情報として、請求金額や納期、請求予定日を登録するので、それらのデータを集めて取り出しやすくしておけば、様々な角度から売上の予測を立てることができます。

DX化で便利なのは、データを収集するだけでなく、そのデータを利用して様々な分析ができることです。

請求予定月で絞り込めば、未来のある月に請求するプロジェクトの一覧と売上想定額を閲覧することができます。

請求一覧

さらに売上予測の精度をあげるために、各プロジェクトのステータスとして「未受注」「受注」「失注」「完了」などを設定すれば、例えば「未受注」のものを含めて集計して未来の最大値の売上予測を確認したり、逆に「未受注」やすでに「失注」が決まったプロジェクトを外して最小値としての確実な売上予定のみを見たりすることができます。これだけでも、すでに動いている全プロジェクトにおいて、先の売り上げの総計を見越すことが可能なのです。

請求予定の絞り込み機能

また、特定の担当者のプロジェクトのみに絞り込むこともできるので、一人ひとりの今後の予定売上推移を確認することもできます。

「Aさんは再来月の売上がちょっと足りないけど、今の時点でどういう対策を練れば2ヶ月先の売上アップに繋がるかな?」「Bさんは売上予定は多いけど、ちょっと作業が詰まり気味だから、もう少し他のメンバーにもリソースの割り振りをした方がうまく回るかな」などと、今後のプロジェクトの進め方を考えるのにも役立ちます。

DX化によって情報が集積し、売上予測が立てやすくなるメリットももちろんありますが、それを上記のように様々な観点から分析することで、経営計画の精度があがり、先を見越して事前にリスクに備えるなど、より高度な事業計画を立てることができるようになります。

スパイスワークスで開発・運用を行う日報登録・工数管理ツール「Playth(プレイス)」で、今まで霧の向こうにあった未来の売上予定をスピーディーに直感的に把握することができます。お気軽にご相談ください。