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#30 自分たちが一番のヘビーユーザーだからこそ質の高いUXを実現できる

自分たちが最も使い続ける

私たちが自社サービスの立ち上げを企画する際、テーマに掲げていたのは、“自分たちが最も使いたいもの”でした。そこで即座に出てきたのが、工数管理のシステムです。当社ではこれまで10年以上自社で開発していたものを導入していましたが、運用コストが掛かるため既存サービスを探し続けていました。しかし、そのほとんどが経営層や管理者向けに作られたものばかり。Excelのようにただ数字が羅列されているだけで、スピーディーに状況把握や改善点の洗い出しができず、データを読み解くための手間とスキルが必要でした。

私たちが求めていたのは、データサイエンティストではなく現場のスタッフが直感的に使えるシステムです。現場のスタッフが一目見ただけで、プロジェクトの状況を把握できる。すぐに改善点を発見でき、その後の進め方を考えていける。そんなシステムを理想としていました。市場にないのなら、自分たちで作るしかない。そんな考えから開発がスタートし、誕生したのが日報登録アプリ「Playth(プレイス)」です。現場が使いやすいシステムは、経営陣にとっても同様で、グラフィカルなUIはスピーディーな経営判断にもつながりました。

リアルタイムでの状況把握

自分たちが使わないシステムというのは、使っている場面を細かく想定できないため、どうしても改善のスピードが遅くなってしまうもの。使い勝手の悪い部分など、自ら声をあげるユーザーは少なく、高速でサービス品質向上のサイクルを回すことが難しいのです。自社の社員が一番のヘビーユーザーだからこそ、UIの改善点やバグもいち早く発見することができます。社内用にPlayth専用の問い合わせフォームを設け、メンバーから逐一バグの報告や機能面での改善要望が寄せられるようにしました。日々、自分たちで問題を見つけ、改善を繰り返しているからこそ、ユーザーにとっても有効なサービスを届けられています。

「Playth」の運用が始まり何年も経ちましたが、日々さらに使い勝手のよいサービスになるよう手を加えています。時代の変化とともに永遠に進化し続ける、それが「Playth」の特徴でもあります。DXは実現のハードルが高いと思われがちですが、アウトソーシングなどうまくリソースを活用すればそれほど難しいことではありませんので、導入に迷われる点などあればお気軽にご相談ください。

関根 聖二
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