BEAT soclaプロジェクト基礎学習編システム「Re:」
東京大学大学院情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座
高校生のピアレスポンス活動を支援する「Re:」
高校生が自分たちの小論文を相互添削し、
質のよい小論文を書けるようになることを支援するプログラム。
3人グループになり、互いの小論文の良いところ、直すべきところを
掲示版のようなインターフェースで議論することができるシステムです。
チャットのようなスムーズなやりとりを
ストリーミングサーバーであるWowza Media Serverを使用し、掲示板でありながら、即座に書き込みが反映されるチャットのようなスムーズなやりとりが出来るよう設計を行いました。
今どきの高校生を飽きさせないデザイン
今どきの高校生はインターネットやモバイルに慣れています。また、作業自体も長時間に及ぶため、奥行きのある空と小鳥をモチーフとした飽きさせないデザインを心がけました。
高校生から高い評価をいただきました
システムを使用してみた感想として、「使いやすかった」「わかりやすく、色々な意見を出しあえた」「他の人の意見が聞けてよかった」「掲示板に書いた内容がそのままメモとなり読み直しができた」など、全体的に高い評価を頂きました。また、作業実施前の小論文と推敲後の小論文を比べて、得点が高くなっていることがわかりました。
フェーズ1:ウォーミングアップ
グループになった高校生たちはお互い面識がないため、自己紹介を行ってそれぞれを知り、議論しやすくする環境を整えます。
フェーズ2:小論文共有
お互いの小論文を読み、それぞれの良いところを指摘し合います。
フェーズ3:赤ペン先生コメントの閲覧
事前に入力された赤ペン先生のコメントを読み、推敲に使えそうなところ、よくわからないところなどをピックアップします。
フェーズ4:グループディスカッション
フェーズ3でピックアップした赤ペン先生コメントや、議論したい点に関してスレッドを立て、ディスカッション及びスレッドのピックアップを行います。
フェーズ5:推敲ポイントの選択
フェーズ3及び4でピックアップした箇所を閲覧し、ワークシートに推敲のポイントをまとめます。
フェーズ6:推敲・提出
推敲のポイントを参考にしながら、小論文を推敲、提出します。