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制作実績

電子教科書システム「EDX UniText」のLTI 1.3接続対応

NTT EDX

概要

NTT EDX様が提供される電子教科書・教材配信ビューワー「EDX UniText」を、LTI 1.3に対応させるための要件定義・設計支援・技術コンサルティングを担当いたしました。これにより、EDX UniTextはBlackboardやMoodleといった主要LMS(学習管理システム)とのシームレスな連携が可能となり、エンドユーザーである大学・教育機関の学生が、LMSから直接電子教科書を閲覧できる環境を実現しました。

お客様が抱えていた課題

NTT EDX様のお客様(大学)ではBlackboardを導入しており、「LMSにログインした流れで、そのままEDX UniTextの電子教科書を開きたい」というニーズがありました。EDX UniTextは従来よりID/パスワード認証およびSAMLによるSSO接続には対応していたものの、LTI 1.3には未対応。LTI対応に知見のあるパートナーを探されていたなかで、弊社のLTI対応サービス紹介ページをご覧いただき、お問い合わせをいただいたことが本案件の始まりです。

弊社の対応範囲

LTI 1.3対応にあたり、以下のステップで支援を行いました。

1.要件確認 ― LTI 1.3接続によって実現したい体験・業務フローのヒアリング
2.既存システムの基本設計・詳細設計レビュー ― 改修ポイントの洗い出し
3.LTI接続用 改修設計書の作成 ― 既存設計書をベースに改修内容を明文化
4.開発フェーズの技術サポート ― NTT EDX様側での実装中に発生する仕様疑問への回答・解説
5.動作確認・指摘 ― Core / Deep Linking / Resource Link の機能単位での検証
6.完成・リリース支援

本案件で直面した技術的な壁と、その解決

LTI 1.3は仕様としては標準化されていますが、実際の接続では「プラットフォーム固有の挙動」や「ネットワーク環境」によって、ドキュメント通りには動かないケースが多々発生します。本案件でも、以下2点で大きな壁にぶつかりました。

■ MoodleとBlackboardでのLTI 1.3パラメータ解釈の差異

まずMoodleでEDX UniTextとのLTI 1.3接続を成立させたうえで、Blackboardへ展開する流れで進めましたが、Moodleで問題なく動作していた接続がBlackboard側では失敗するという事象が発生しました。原因を切り分けたところ、LTI 1.3仕様上「任意項目」とされているパラメータが、Blackboard側では事実上「必須項目」として扱われているケースがあることが判明。仕様書だけを読んでいては気づきにくいプラットフォーム固有の癖を踏まえて、送出パラメータを調整することで解決しました。

■ リバースプロキシ環境下でのSignature検証エラー

Moodle側・EDX UniText側ともにIPアドレス制限のかかった開発環境であり、かつMoodle側はリバースプロキシ構成でした。ブラウザからMoodleへアクセスする際はリバースプロキシのIPを経由するため、EDX UniText側ではそのIPを許可リストに登録していました。しかし、LTI 1.3のSignature検証ではMoodleのバックエンドからEDX UniTextへ直接通信が走り、その通信はリバースプロキシではなくMoodle側ゲートウェイのIPアドレスから発信される、という構成上のポイントを見落とすとエラーとなります。ゲートウェイのIPをUniText側で許可することで、無事に接続が確立しました。

このようなお悩みをお持ちの企業様はぜひご相談ください

・自社で提供しているWebアプリケーション・SaaSを、MoodleやBlackboard、Canvas等のLMSと連携させたい
・LTI 1.3対応の必要性は感じているが、社内に知見を持つエンジニアがいない
・仕様書を読んでも、実装イメージや改修範囲の見積もりが難しい
・既にLTI対応に着手したが、特定のLMSでだけ動作しない/Signatureエラーが解消しない

弊社は、お客様のシステム構成・既存設計を尊重したうえで、「設計支援」「技術コンサルティング」「動作検証」まで一貫してサポートいたします。LTI 1.3対応のパートナー選定でお困りの際は、まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

2026年6月11日:NTT EDX様の「お知らせ」にて本実績を紹介していただきました。

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