Works
制作実績
公開日 :2025年9月
製作期間:1.5ヶ月
ボリューム:1ページ
リブランディングに伴う、ブランド体験の再構築
長年、和酒・焼酎の割り材として多くのユーザーに愛されてきた本商品ですが、「お酒の楽しみ方が広がる お酒専用割り材」として、より幅広い層にリーチし、多様な飲み方を提案するリブランディングを実施されました。
それに伴い、商品の核となるイメージを伝えるためにパッケージデザインを刷新。この刷新に連動し、新たなブランドの世界観を体現し、ユーザーとの接点を強化する目的で、ブランドサイトのリニューアルプロジェクトがスタートしました。

パッケージとサイトの「役割分担」によるブランディング戦略
今回のリニューアルにおける最大のテーマは、「パッケージデザイン」と「ブランドサイトデザイン」で意図的に役割を変え、総合的なブランドイメージを構築することでした。
パッケージデザイン: ユーザーの記憶に残る、居酒屋のような親しみやすいイメージ。主に和酒・焼酎に合う印象を強く打ち出す役割。
ブランドサイトデザイン: パッケージの持つ和のイメージから一歩踏み出し、和酒に限らず洋酒も含めた「いろいろなお酒に合う」という、商品の高い汎用性と可能性を提示する役割。
この方針に基づき、ブランドサイトでは「お酒の楽しみ方が広がる お酒専用割り材」というコンセプトが最大限に伝わるよう、ターゲットイメージを単なる大衆居酒屋ではなく、おしゃれな創作居酒屋をイメージさせる、洗練されたトーンに設定しました。
和の要素から脱却し、ミニマルな表現へ
デザイン展開においては、当初、和の雰囲気を残すために「のれん」などをアクセントとして使い、少し居酒屋感を演出する案も検討されました。
しかし、ブランドサイトの目的である「多様なお酒とのペアリング」というメッセージを明確にするため、和酒や大衆居酒屋のイメージを意図的に薄める方向で調整を進めました。
結果として、サイト全体はシンプルでミニマルなデザインに落ち着きました。特に、パッケージデザインとの棲み分けを強く意識し、フォント選定では和のイメージを排しました。英字体には、クリーンでモダンな印象を与えるFutura-PTを採用することで、洗練されたトーンを確立。このミニマルなデザインによって、商品の多様な魅力を邪魔することなく引き立て、新しい飲み方への期待感を高めることに成功しました。
結果とまとめ
本リニューアルにより、ブランドサイトはパッケージの持つ親しみやすさとは異なる、多様でモダンな「お酒の楽しみ方」を提案するタッチポイントとしての役割を獲得しました。
シンプルながらも洗練されたデザインは、ユーザーに商品の汎用性と、新しいカクテルやペアリングへの興味を喚起します。パッケージとブランドサイト、それぞれの役割を明確に分けたデザイン展開は、リブランディングされたブランドイメージを多角的に、かつ効果的に伝える基盤を構築しました。